理事長所信



(社)今治青年会議所 第43代理事長  近 藤 周 治


〜はじめに〜

私たち(社)今治青年会議所は創設以来、社会と個人の開発という恒久の目的をもち歴史と伝統を刻んできました。諸先輩方が築かれた並々ならぬ努力と情熱によって、今、私たちはいきいきと活動することができているのです。まずはそのことに感謝し、青年会議所活動を行っていかなければなりません。この混沌とした時代、私たちはこの地域の人びとを魅了し、さらに力強く頼れる青年会議所を目指して行動していかなければならないと強く感じています。私たちの郷土(ふるさと)が輝くためには、私たちのLOMから輝かなければなりません。そのためにはメンバー全員が、高い気概と使命感をもったリーダーでなければならないのです。私たちの地域は、そういうリーダー「変革の能動者」を待ち望んでいるのではないでしょうか。まずは私たちから一歩を踏み出し、今を変えていく若い力で青年会議所活動に挑んでいきましょう。

私は、2008年度は新たな挑戦をしていく年だと考えています。これからの時代に即した事業の考え方、また青年会議所が提唱して行く事業のあり方、そして公益法人をとりまく制度改革など、全てにおいて変革を求められています。私たちは、今やらなければなりません。(社)今治青年会議所の誇りあるメンバーとして、明るい豊かな未来のまちを想像していきましょう。


〜揺るがない結束と次代に沿った組織の創造〜

組織運営においては、必ず個々の役割があります。皆さんはその役割をしっかりと果たし今日まで(社)今治青年会議所を支えてきました。個人の力には限界がありますが、個人ではできないことも結束力を持ってすれば可能になることを、私たちはこれまでの経験から知り得ています。この強い結束力は諸先輩から受け継がれ、時代やメンバーが変わっても不変のものです。私たちはその大きな力を絶やすことなく組織の一体感を図らなければなりません。そのためには月々の例会においては厳粛かつ、メンバーが活々とコミュニケーションできなければならないと考えます。いつでもどんな状況下でも、私たちの結束力を最大限引き出せるようメンバーの相互理解と友情を深める努力を続けていきましょう。

また、新たな変革として公益法人制度改革関連の法律が平成18年6月に公布となりました。平成20年の施行から5年以内には「法人目的の明確化」「公益目的事業の推進」「財務体質の改善」など制度改革への対応を進めなければなりません。近年にない制度改革に備え、粘り強く情熱を持ってチャレンジしていきましょう。


〜想像力を磨き、よりよい今治DNAの継承〜

この今治(まち)のリーダーである(社)今治青年会議所メンバーは、良識ある地域社会人として、また青年経済人としての誇りと自覚を持たなければなりません。私たちは、まちづくりを推進していく団体ですが、併せて「ひと」をつくる団体であるとも言えます。この今治で魅力ある青年会議所メンバーとして常に自分自身に磨きをかけ、品格と行動力を兼ね備えたメンバーとなることを目指さなければなりません。また私たちは、まちづくりと共に、企業として社会貢献を果たす役割もあります。企業としての社会的意義を模索し、積極的に学ぶことでビジネスリーダーとしての新たな能力・可能性も切り開いていきましょう。

さて、本年度からこの(社)今治青年会議所を支えてきた世代が卒業していきます。今後3年間で3割以上のメンバーが卒業を迎える現状の中、会員開発は最も危機感をもって進めなければなりません。会員開発はLOMの永遠の基本活動であると同時に、絶対に手を緩めてはいけない事業なのです。さらに私たちは、さまざまなJC活動から得た友情・奉仕・修練を、今治の善きDNAとして、次のメンバーに継承していく使命があります。将来の(社)今治青年会議所の繁栄のためにも、自らが輝ける想像力豊かなJCマンへと成長していきましょう。


〜美しいこころは美しい郷土(ふるさと)から〜

これまで私たちは物質至上の時代において形あるものに依存し、偏った価値観にとらわれてきました。こうした時代が長く続いたのち、近年さまざまなこころの問題が表面化しています。耳を塞ぎたくなる事件や出来事は、感謝やおもいやりの気持ちが薄れてきた私たちに警鐘を鳴らしています。今、私たちはこのこころの問題に真摯に取り組まなければなりません。特に多感な青少年は、この社会と大人を見ながら良くも悪くも学び取ります。私たち大人が正しいこころのあり方を見つめ直し、次世代に向けて引き継がれるべき価値観をきちんと選択していかなければなりません。

また、美しいこころを育むためには、このまちがよい土壌であることが必須だと考えます。今治は、歴史文化遺産、温泉地、芸術館など多くの観光施設に加え、東洋のエーゲ海ともいわれる多島美を誇る自然環境に恵まれています。私たちがこうした自然や文化を再発見し、このまちの人々に気づきと感動を発信していくことが、情緒豊かな人間味溢れるまちづくりの創造に繋がるものと確信しています。この今治を知りぬいた者にしかできないグランドデザインを描き、今治らしいまちづくりを目指していきましょう。


〜みんなで実践する継続事業〜

これまで(社)今治青年会議所は数々のまちづくり事業を立ち上げ、今もなお引き続き、この地域に根付いています。「ひとのため、まちのため、仲間のため」に私たちは一致団結し、よりよい事業を実践し続けなければなりません。それは(社)今治青年会議所をより逞しく、より成長させていくための試練でもあり、私たちがひとつになるきっかけでもあるのです。青年会議所は、自らが学び、実践し、仲間と共に知恵を出し合いながら互いの力を高めることが出来る学舎です。固定概念や手法に囚われることなく目標を達成するという強い熱意と、自信を持って明るい豊かな社会に貢献していきましょう。


〜おわりに〜

これまで(社)今治青年会議所は、時代に沿ったまちづくりを展開し、歴史と伝統を積み重ね今日に至っています。諸先輩方が情熱を持って築いたまちづくりを、現役メンバーはしっかり受け止め、これから先も継承していかなければなりません。この(社)今治青年会議所はこれからもまちづくり運動を推進し、新たな時代を創り続けていきますが、私たち個人の青年会議所活動には限りがあります。この限られた時間をチャンスと捉え、自らの志を信じて挑戦していきましょう。

さあ、私たちは今、この脈々と受け継がれる歴史(ステージ)の主役です。理想を追い求め、メンバー全てが想像力を豊かに、私たちのまちを創造していきましょう。新たな次代を創造するのは我々JEYCEEです。



スローガン

『未来の今治(まち)を想像し、
        新たな次代を創造しよう!』


基本理念

      我々は、感謝とおもいやりの気持ちを決して忘れず、
      3つの意識−問題意識・危機意識・当事者意識−を常に持ち
      責任感と使命感のもと、社会に貢献できるJCを目指していこう。

基本方針

       1. 組織力向上と結束力強化のための効率的な管理システムの創造

       2. 円滑な組織運営と組織変革のための研究と情報の共有

       3. 豊かな想像力を身につけた魅力あるひとの開発と育成

       4. 美しいこころを育み美しい郷土の再発見と地域発信

       5. 継続することの意義を求め団結力のある未来への開拓




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2008年度 事業計画

【1】        今治青年会議所が提唱し、行う事業

1. 未来の今治(まち)を想像し、新たなまちづくりの創造

2. 指導者として、また経営者としての資質を磨く研修

3. 青少年育成を通した地域の創造

4. 今治地域の再発見と諸団体との交流

5. 今治青年会議所のアピールと発信

6. 制度改革による組織進化への対応

【2】        今治青年会議所が提唱し、行う運営及び事業ならびに協力事業

1. 今治青年会議所が行うすべての委員会事業

2. 今治青年会議所が行う事業の広報PR活動

3. しまなみ3JCとの交流

4. 出向者への支援

5. 第21回「ホッと今治2008」への参加

6. 第11回「おんまく」への参加

【3】        今治青年会議所が主催し、主体となって行う事業

1. 新年会     1月)

2. 公式訪問例会  4月)

3. 会員褒賞   (12月)

4. 謝恩会    (12月)

5. 会員拡大

6. 今治青年会議所が行う全ての委員会事業

7. 今治青年会議所が理事長所信に基づき特別委員会・委員会を通じて行う事業

【4】        日本青年会議所、JCI、全国城下町青年会議所連絡協議会が主催し行う事業への参画および参加

1. 京都会議              ( 1月) 

2. JCI−ASPAC釜山大会     ( 5月

3. 全国城下町シンポジウム唐津大会   ( 6月)

4. サマーコンファレンス横浜      ( 7月)

5. 全国会員大会浜松大会        (10月)

6. JCI世界会議(インドニューデリー)(11月)

7. 褒賞

【5】        四国地区協議会、愛媛ブロック協議会が主催し行う事業への参加

1. 愛媛ブロック会員大会松山大会       (5月)

2. 四国地区フォーラム土佐清水大会      (6月)

3. 愛媛ブロック公式訪問及びスポーツ大会   (2・3・4・5月)

4. 愛媛ブロック協議会会議・委員会が行う事業

5. 四国地区協議会会議・委員会が行う事業



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