2020年度 理事長所信

                      公益社団法人今治青年会議所
                      第55代理事長 神道 裕介 

             2020年度 スローガン
        「今(きょう)を超える 未来(あした)のために」

〜はじめに〜
 2006年にこの今治青年会議所へ入会させていただいてからおよそ14年が経ち、振り返れば、この学び舎はこれまでに多くの出会いと貴重な経験、人生観を変えられるほどの強烈な体験を私に与えてくださいました。先輩からは青年会議所のことだけではなく私事にまで叱咤激励をいただき、同世代の仲間とは互いに素直な気持ちで様々を熱く語り合い、そして後輩には年長者としての姿勢や伝えることの大切さを改めて感じさせていただきました。2003年に帰郷したものの、家業をこなすのみの生活で全くと言っていいほど社会を知らなかった私にとって、この青年会議所との出会いは正に「神様が与えてくださった試練」であり、私の人生を大きく変えたことは言うまでもありません。今や、私を形成する要素という上ではこの団体は必要不可欠な存在であり、これまでこの活動を続けられてきたことに感謝と誇りを感じています。
 2019年、公益社団法人今治青年会議所は8年振りに愛媛ブロック大会今治大会を主管させていただき、多くの方々からご協力やご支援を賜ることで無事成功に結び付けることができました。8年前とは会員数も方針も、そして時代も違う状況で主管した愛媛ブロック大会。前回とはメンバーも大幅に入れ替わりましたが、現役の若いメンバーにとっては今後の活動への糧となる貴重な体験となったことは間違いありません。しかし、成功を収めたと言っても、その裏には組織としての問題が浮き彫りとなり、組織運営への不安を一層感じさせる結果ともなったと考えています。
 1966年から始まった今治の明るい豊かな未来を目指した運動は、先輩諸氏の情熱と努力と覚悟ある行動により54年もの間その灯を絶やすことなく、この地域に根付き、継承されてきました。「令和」という新たな時代となろうとも思い描く理念や思想は変わることなく、我々は未来へとつないでいかなければなりません。愛するまちのため、家族のため、友のために、今一度JAYCEEとしての自覚と責任をもち、未だ見ぬ明日へ、共に挑んでまいりましょう。

〜さらに高く もっと広く 積極果敢な組織運営〜
 青年会議所という組織を考えた時、組織を形成しているのはメンバー一人ひとりです。相互理解の上で、互いの個性を尊重できる環境を醸成できれば、強固な団結力を備えた組織へと成り得るはずです。さらに、今治青年会議所の伝統とも言える厳粛かつ規律ある組織運営を引き続き踏襲し、且つ「全」と「個」が調和した、高いレベルでの「能動的」な組織を目指してまいりましょう。
 また、対内だけでなく対外に向けて、そういった「能動的」な組織である我々の存在を如何にこのまちに周知していくかが今後の青年会議所運動を大きく左右すると考えます。常にこちらから対外に向けて発信し続ける事は、我々の存在を確固たるものにするには必要不可欠なアクションです。HPやSNS等の今では当たり前になったツールの活用は勿論のこと、このまちにはこのまちに適した効果的な手法が必ず存在するはずです。今治JCの活動をこれまで以上に広く周知することは、今後の事業展開や会員拡大にも良い影響が生まれると考えています。
 これまでと同様のやり方では当然何も変わりはしません。過去に捉われることなく、未来の今治JCの在り方を見据えた積極的な組織運営を行ってまいりましょう。

〜共に考え 共に動き 共に成長できる同志の拡大〜
 青年会議所運動を推し進めていく上で共に成長できる同志の発掘と拡大は我々にとっては間違いなく最優先課題であり、ただそれは今治青年会議所に限ったことではなく全国的に急務の声が叫ばれています。会員の減少は、単年度制である我々の運動の新陳代謝を鈍らせるだけでなく、活動の縮小、ひいては組織の閉塞感にもつながってくると考えています。組織を形成するには会員の存在が必要です。過去からの拡大活動と同様に、今一度そのことをメンバー一人ひとりが理解し、危機感をもって取り組むことがこれからの拡大活動には必要なのです。「人は人によってのみ磨かれる」。この言葉は青年会議所活動に非常にマッチした言葉だと思います。出会いの数が多ければ多いほど成長の可能性は広がっていきますし、それは既に入会しているメンバーにもこれから入会されるであろう未だ見ぬ同志にも共通することであると考えます。組織として、そして個人としての成長につながるということを全メンバーが認識し、この「命題」に力強く取り組んでまいりましょう。
 
〜リーダーとなるために 「心」の育成と資質向上〜
 青年会議所は、新しい社会を牽引するにふさわしい人材育成を目的として始まりました。20歳から40歳までという限られた時間の中で、「修練・奉仕・友情」の三信条のもと様々なコミュニティでの次代のリーダーとしての自覚を育める非常に貴重な場です。我々は、こういった場を好機と捉え、積極的に「人財」としての意識向上と資質育成に向き合うべきです。青年会議所でのトレーニングは青年会議所のためにあるのではなく、メンバー自身の生業や住み暮らす地域に十分フィードバックできるものであるということ。そして青年会議所を卒業してからの人生に大きく影響するものです。青年会議所活動に真剣に取り組むことこそが、個々の資質を大きく向上させ、その力が「大切な何か」を守れる強さにつながるのです。しかし、青年会議所の門戸をくぐったからと言って何もしなくても成長するということではありません。いくら資質向上できる場を用意されたとしても、受け手の「心」がそれに伴っていなければ成長の幅は非常に少ないものとなってしまいます。そこには、まず自らが己の資質向上を求めていく積極的な姿勢が絶対的に必要なのです。まずは全てのメンバーに対して、JAYCEEとしての自覚と覚悟をもち、JAYCEEとしての「心」を養うことに改めて取り組んでまいります。  
また、青年会議所の理念や思想、組織の在り方は勿論、JC運動に取り組む上での価値観や精神論を学ぶことは必要なことですし、そのことが「心」の育成とリーダーとしての資質向上に大きく係わってくると考えます。個人の成長が組織の成長につながると捉え、メンバーの誰もが確実に成長できる研鑽の場を創出してまいりましょう。

〜次代を生きる青少年に いま伝えなければならないこと〜
 「平成」から「令和」へと時代は変わり、この国の社会情勢は今まで以上にスピードをあげて目まぐるしく変化し続けています。そして、我々が住み暮らすこの今治においてもそれは当然例外ではありません。メディアには毎日当たり前のように悲しく凄惨な出来事が報道され、もうそれは我々の感覚をすでに麻痺させているのではないかとも思えるほどです。こういった現代社会において青少年を取り巻く環境を思慮してみると、やはり「人」と「人」との関係の希薄化に行きつきます。この問題は今に始まったことではありませんし、現代の家庭の在り方や考え方による部分も多々あり、直ちに解決できる問題ではありません。また、情報技術の目覚ましい進歩により今では何もかもが片手で手に入ってしまう時代、AI技術の進化により「人」との関係が不必要となる時代の真っただ中に生きる青少年にとっては、この問題はもはや我々が思っているほど問題ではないのかもしれません。しかし、こういった問題に真摯に向き合い、社会に対して問題提起をしていくことは青年会議所としての責務でもあります。親や教育者とはまた違った観点での我々の運動は、きっとこのまちに必要とされているはずです。命の重さが軽んじられているような、そんな時代だからこそ、改めて「人の温かさ」にふれ、「人の痛み」を知ることが今の彼らには必要と考えます。このまちの未来が愛で溢れるために、その担い手となる青少年の心を正しく育成するために、いま我々の想いをしっかりと伝えてまいりましょう。

〜可能性をさらに引き出す このまちの新たな魅力の創造〜
 我々が愛するこのまちは自然豊かで多くの観光資源を有し全国にも誇れる非常にポテンシャルを秘めたまちであることは確かです。「タオルと造船のまち」であった「いまばり」がさらなる多様性を持ち合わせ、今では「サイクリストの聖地」・「サッカークラブがあるまち」・「大学があるまち」として愛媛県内のみならず日本全国から注目されるまちへと昇華しました。しかしながら、人口は減少の一途を辿り、消滅可能性都市として依然リストアップされているまちでもあります。そのような状況下で、様々な団体がこの問題に取り組んでいる中、我々今治JCができることは何なのでしょうか。この「いまばり」のために今なすべきことは一体どんなことなのでしょうか。既存資源を推進するだけではもはや効果的な解決には至りませんし、それはいまさら我々がすべきことではないと考えます。我々がすべきことは、青年らしい豊かで新しい発想と失敗を恐れない積極果敢な行動力をもってまちのために挑戦していくことではないでしょうか。今治JCにしかできないオリジナリティ溢れる新たな魅力を創造していくことが、このまちのことを真剣に想い活動する我々の使命であると考えます。今後もまちに必要とされる団体であるために、今一度このまちの可能性を引き出す運動を起こし、展開してまいりましょう。
 
〜おわりに〜
 冒頭にも書かせていただいた通り、14年以上という長きに渡り青年会議所活動に携われたことは私にとっては誇りであり、人としての自信にもつながっています。青年会議所と出会わなければどうなっていたことか、今では想像もつかないほどです。JC活動を通して得た出会いや経験が、今の私の明日への原動力となっていると素直に感じています。本当にかけがえのない大切な場所なのです。2020年、私のすべきことはこの想いをメンバーの皆様にお伝えをすることだと考えています。JAYCEEとしての自覚と覚悟、JC活動の「楽しさ」や「厳しさ」、そして青年会議所という団体の素晴らしさをお伝えすることが、私のJAYCEEとしての最後の役目だと感じています。
 組織運営面を考えればかなり厳しい時代となりましたが、悲観的になっている暇はありません。これまでと変わらず我々の運動を推し進めていくには、時代の変化に適応し柔軟に変わっていく必要があります。今治青年会議所メンバー全員が現状をしっかりと受容れ、そして自己と対峙し、真剣にJC活動に臨み、青年らしく新たな時代に果敢に挑んでまいりましょう。全ては、愛すべき「このまち」と「あのひと」のために。
 
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